QED 鬼の城伝説

<内容>
岡山・吉備津神社に今も伝わる、占卜「鳴釜神事」。大和朝廷によって退治され、土中深く埋められた鬼神―温羅の首が、釜を唸らせて人の吉凶を告げるという。
一方、これとは逆に、総社市の外れ、鬼野辺家に先祖代々伝わる大きな釜には、鳴ると凶―主が死ぬという言い伝えがあった。
そして…、不吉の釜が鳴り、土蔵に長男・健爾の生首が!?
旅の途中、事件に遭遇した崇は、事件の核心"桃太郎伝説"の騙りを衝く。

<感想>
QEDシリーズの第9段!
…と言うことで、非常に楽しみにしていたんですけどねぇ。
何というか、いつもに比べると推理に重きを置いている感じで、歴史的考証やらが薄かった気がしました。
また、今回は「吉備」をテーマに話を進めているんですけど、その中でも「鳴釜神事」が大きく扱われていて…まずそれが本当かどうかもよく分からないし。
そう言った意味でも、今までの「こうだと思ってたけど、こういう意味だったの?」と言ったような驚きが少なかったのが残念でした。

QED 鬼の城伝説
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(ノベルス版)
著者名高田崇史
出版社名講談社
出版年月2005年1月
ページ数282P
ISBNコード4-06-182409-0
価格861円(税込)
評価★★☆☆☆
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