Θは遊んでくれたよ Another Playmate θ

書評

<内容>
森林の中に佇立する《伽羅離館》。
超能力者神居静哉の別荘であるこの洋館を、7名の人物が訪れた。
雷鳴、閉ざされた扉、つながらない電話、晩餐の後に起きる密室殺人。
被害者が殺される直前に聴いていたラジオドラマは『τになるまで待って』。
ミステリーに森ミステリィが挑む、絶好調Gシリーズ第3弾!!

<感想>
今回の話はちょっと先が読めてしまった&劇中のトリックのチープさにやられました。
壮大な風を装った書き方はされているのですが、それが却って面白みを減退させると言うか…
「超能力」をテーマにしたのがいけなかったんですかね?
文章全体が胡散臭い雰囲気をまとってしまった様に思えます。
「超能力」のトリックと言い、殺人事件のトリックといい…以前のキレがなくなってる気がしちゃいました。
ただ1つ気になるのは、真賀田四季の存在がまた浮上してきたこと。
これだけは、今後の展開が非常に楽しみになる伏線ですね。
今回の作品全てが、この伏線の為にあるのではとまで思ってしまうほどです。
今後の展開がどうなるか、そう言う意味では非常に楽しみになる作品でした。

評価
読みやすさ度★★☆☆☆
考えさせられる度★★☆☆☆
ためになる度★★☆☆☆
文章の綺麗さ度★★★☆☆
読了感度★★☆☆☆
総合評価★★☆☆☆
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